「コードギアス反逆のルルーシュ」1期&2期(R2)の評価と感想!神すぎて熱狂必至!

「コードギアス 反逆のルルーシュ」

ボクがこの作品に出会ったのはもう10年ほど前かな。

2000年代当時はまさにアニメ絶頂期と言えるほど、面白い作品がバンバン世に出ていたように思う。

ボクは当時の時点でも、数えきれないほどアニメやドラマ、映画を見てきたが、この「コードギアス」は他の作品とは別格の存在だった。

初めて見て以来、何年かごとに見るようになった。

最近では完結編の「復活のルルーシュ」が映画化されると知って、またガッツリ全話視聴した。そして、何年経っても色褪せない面白さに感情が揺さぶられてる。

コードギアスは、ボクにとってとっても大切な作品です。

とまぁーそんな感じで、今回はコードギアスに関してガッツリ語っていきます。

この記事の前半は、「これから見る人」「見ようか迷っている人」向けに個人的な評価やネタバレなしの感想・魅力をお話ししていこうと思ってます。

で、記事の後半は、「見終わった人向け」「視聴後の感想や感情を共有したい人」向けにガッツリ熱量たっぷりで感想を語り尽くします。

<この記事は約5分で読める!>

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「コードギアス 反逆のルルーシュ」のあらすじ

まずはざっくりとあらすじを…。

舞台となるのは、現実と異なる歴史を辿った世界。

世界の約3分の1を超大国「神聖ブリタニア帝国」が支配し、日本はブリタニアの植民地となり、日本は「エリア11」、日本人は「イレヴン」と呼称されるようになってます。

主人公のルルーシュは、ブリタニア皇帝の息子。

何者かによって暗殺された母の復讐と、目と足が不自由な妹の未来のために、「強者が弱者を虐げる」ブリタニアへ反逆を起こす物語です。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」1期が全25話。

「コードギアス 反逆のルルーシュR2」2期が全25話。

計50話と、結構ボリュームがありますね。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」1期&2期(R2)の評価

コードギアス 反逆のルルーシュ 1期&2期(R2)の評価

コードギアスは1期も2期も、とっっっっっても!完成度の高い作品っす。

世界観や設定、ストーリー、キャラ、作画、演出、細かい展開、声優さんの演技等々、どこを見てもほんとに質が高い!!!

んで、単純に面白い。すっごく簡単に言うと、神アニメ。

全50話という話数にも関わらず、飽きさせる部分がないどころか、1話も無駄がない。作品にのめり込んでしまう…。

見る価値は1000%あるアニメです。自信を持っておすすめします!

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「コードギアス 反逆のルルーシュ」は何がそんなに魅力的なのか?

コードギアスの魅力は色々あるんですが、とりあえずこの3つが大きなポイントかなーと思います。

とにかく主人公・ルルーシュが魅力的すぎる

主人公が魅力的な作品にハズレなし!

主人公のルルーシュは、ブリタニア皇帝の息子という超偉い立場にある人間ですが、紆余曲折あって、妹とともに世間的には死んだと思われてます。

物語の開始時点では名前を変えて、とある貴族に匿われる形でただのブリタニア人の高校生を演じてます。

そんなルルーシュは、ロボットアニメの主人公でありながら、ロボットの操縦技術がイマイチで乗るロボットも量産機という超異色の存在

じゃあ何を武器に戦うのかというと、頭脳です。

彼は天才的な頭脳の持ち主で、その頭脳を武器にブリタニアへの反逆を起こすわけです。

ルルーシュの策略・戦略・作戦・嘘などなど、まぁその頭脳を活かした戦いっぷりがとにかく面白い!

視聴者の度肝を抜く策略の数々は、それ自体がエンターテイメント。圧倒的な不利を頭脳でひっくり返すのはほんとに痺れますね~。

ロボットアニメでありながら、頭脳戦を楽しめます!

また、ルルーシュの性格面も魅力の1つ

妹をはじめ身近の人間には優しく愛情深い面を持ちつつも、部下をゲームの駒のように扱い、結果のためならば手段を選ばない冷酷な面も持ち合わせる2面性があります。

ブリタニアを倒し妹の未来を築くという最重要目標のためならば、卑劣であろうが鬼畜であろうがいかなる手段でも実行する。利用できるものは何でも利用する。

その一方で、優しさも持ち合わせる彼は、自らの行動による結果に悩み苦しみ、絶望に寄り添われています。それでも前に進む。

単純な悪役でもなければ正義の味方でもない。

そんなルルーシュが、苦しみを引きずりながら辿り着いた先には何があるのか?

彼の行く先が気になって気になって目が離せないんですよねー。

ロボット vs ロボットが熱い

コードギアスは、戦略や策略を用いた軍と軍の戦いがメインですが、その中で行われるロボット同士の対決も魅力的。

ロボットアニメが好きな人なら、ワクワクすること間違いなし!

まずロボットのデザインがカッコいい。ロボットアニメでこれは大事。うん。

で、戦闘シーン。これがまぁーカッコいい。惚れる…。

この点については、もうアニメを見てもらえばすぐに感じてもらえると思います。

信念や想いを持ったキャラクター同士の人間ドラマに感動

コードギアスはキャラクターの個性が際立つ作品です。

ルルーシュはもちろん、親友で敵対することになる「枢木スザク」、ルルーシュの一番の理解者で共犯者でもある「C.C.」、部下である「紅月カレン」、妹の「ナナリー」などなど。

みんなそれぞれコードギアスの世界の中で、それぞれの想いを胸に「生きてる」んです。なんていうか、キャラが作品の中で「生きてる」感じがするんですよね。

他にも、数多くのキャラが出てくるわけですが、まぁみんな個性が強い。

戦場では信念と信念がぶつかり合い、誰かの行動によって誰かが犠牲になり、誰かの行為が誰かを救ったり。

失ってから初めて誰かの大切さに気づいたり、自分の行動に後悔したり迷ったり、間違いを犯してしまったり。

正義と悪、白と黒。そういう分かりやすい構図ではなく、色んな想いが入り乱れていて、あちこちで人間ドラマが巻き起こってます。

そんなコードギアスのキャラたちには、共感できて癒やされて応援したくなってもどかしくなって感動して…。

いつの間にか、みんな大好きになってましたー…。

コードギアスを高画質で楽しむ方法

さてさて、そんな魅力に溢れたコードギアス。

これから見よっかなーって人は、こちら↓の記事をチェックしてみて欲しいです。

ただ、コードギアスは時系列的に1期と2期の間を描いた「亡国のアキト」という外伝がありまして…。

コードギアスシリーズの見る順番としては、1期→亡国のアキト→2期(R2)と見るのがおすすめです。

【ネタバレ注意】「コードギアス 反逆のルルーシュ」1期&2期(R2)の感想

では!ここからは「見終わった人」との感想・感情の共有タイム!

語りだしたらなが~くなりそうなので、とりあえず1期と2期で区切って感想を語っていきまっす!

コードギアス1期の感想

1期をおさらい

C.C.から、他人に自分の命令を強制出来る絶対遵守の力「ギアス」を授けられたルルーシュが、暗殺された母の復讐と妹のナナリーが安心して暮らせる未来を作るために行動を開始した1期。

仮面で素顔を隠して「ゼロ」と名乗り、軍事組織「黒の騎士団」を結成。

ギアスの力やルルーシュの知略、その他日本の反ブリタニア勢力の力を駆使して、強国ブリタニアに力を示し始めるものの…。

トウキョウ租界に進軍した「ブラックリベリオン」は失敗に終わり、ギアス及びゼロの正体を知られたスザクと銃口を向け合う形となって1期は終了。

ルルーシュの反逆の物語は苦しみの連続だった

まずはルルーシュについて…。

ルルーシュは、反逆を決めた時から修羅の道を歩み始めました。

ギアスと知略という2つの強力な武器を持ちながらも、ブリタニアという強い「力」を前に、何度も負け続けます。

他人を意のままに操る絶対遵守の力と天才的な頭脳をもってしても勝てない。「黒の騎士団」という軍を組織しても結局は勝てない。

覚悟を決め、あらゆる犠牲を払い、利用できるものを全て利用しても勝てない。

反逆の物語であると同時に、いかに「ブリタニア」という国が強いかというのを示した1期だったと思います。

結局エリア11を手中に収めることすらできなかったわけで…。

最愛の妹であるナナリーを何度も危険な目にあわせ、シャーリーとは他人同然の関係となり、やむを得ずユーフェミアを殺すことになり、スザクとは完全に決別する。

特にユーフェミアの結末に関しては予想外に残酷ですし、それを利用するしかなかったルルーシュの選択も悲劇的でした。

1期だけを見ても、ルルーシュの道が困難と苦しみの連続であることがわかります。

でも、ルルーシュは前進を続ける。ナナリーのために。

このルルーシュの姿こそ、コードギアスの最大の面白さでしょうね…。

ルルーシュの困難と葛藤の辿り着く先が見たくて見たくてたまらない。

敵が正義の味方

まず第1話からコードギアスが他の作品とは違うことを示していたと思う。

ふつーロボットアニメの第1話といえば、ただの一般人だった主人公がとてつもない新兵器であるロボットと出会う、というのが定石。

アムロがガンダムと出会ったように、シンジが初号機と出会ったように、レントンがニルヴァーシュと出会ったように、シモンがラガンと出会ったように。

ところがコードギアスは違う。

その役割を担ったのは、ルルーシュではなく後に敵対する親友であるスザクだった。

第1話でスザクはランスロットと出会う。そしてこれが彼の運命を決定付けることになる。

すでに第1話から、ルルーシュが悪役であり主人公、スザクが正義の味方であり敵役という方向性が示されたと思う。

これがコードギアスが他の作品とは決定的に違う醍醐味になってる。

手段を選ばず結果のみを重視するルルーシュと、間違った方法で得た結果に意味はないと考えるスザク。

この構図がすごくすごーく面白い…。

ランスロットと紅蓮弐式の活躍

1期の見せ場の1つは、やっぱりこれ。

ランスロットは初陣からスペックとパイロットのポテンシャルの格を見せつけ、以降はMVSやヴァリスといった強力な武器を駆使して何度もルルーシュを追い詰めた。

白と金のベースにした騎士のようなデザインは、主人公機って感じ。敵役だけど。

紅蓮弐式は「輻射波動」という、掴めば必殺の武器を右腕に内蔵し、接近戦では無類の強さを誇る。

この2機は両軍を象徴する高スペックな機体として、そして何より「ロボットアニメ」としての象徴にふさわしい格を備えた機体だったと思う。

ボク的には紅蓮弐式がめちゃんこ好き。右腕が破壊された途端弱くなっちゃうアンバランスさも含めて、紅蓮弐式が好き。

あの輻射波動の演出と音はもう何度見ても飽きないよね…。

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コードギアスR2(2期)の感想

R2をおさらい

1期から1年後、ルルーシュには妹ナナリーの代わりに弟のロロがいて、ただの学生に戻っていた。

神根島でスザクに拘束されたルルーシュは、皇帝シャルル・ジ・ブリタニアのギアスによって記憶を改竄されたのだった。

黒の騎士団の残党により、記憶を取り戻したルルーシュはゼロとして復活。中華連邦総領事館から「合衆国日本」の建国を宣言し、再び反逆を開始する。

スザクはゼロ捕獲の功績によって皇帝直属部隊「ナイトオブラウンズ」に任命され、ナナリーはエリア11新総督として来日し、悲劇となった「行政特区日本」の設立を再び呼び掛ける。

ゼロと黒の騎士団は中華連邦に亡命。ゼロと黒の騎士団は各国と連携して「超合集国」を設立。日本の奪還を目的に、黒の騎士団は「第二次東京決戦」に突入する。

しかし、スザクが放った大量破壊兵器・フレイヤによって、トウキョウ租界は壊滅状態に。

ゼロとギアスの秘密を知った第2皇子シュナイゼルは、その情報を黒の騎士団に伝える。これによって、黒の騎士団はゼロに反旗を翻す。

黒の騎士団をも失ったゼロは、シャルルと決着をつけるため、「思考エレベーター」に赴く。そこで死んだはずの母・マリアンヌと会う。

マリアンヌの死の真相と、シャルルとマリアンヌの目的を知ったルルーシュは、明日を掴むために集合無意識にギアスを掛け、2人を消滅させる。

1ヶ月後、ブリタニアにルルーシュが現れる。ルルーシュは第99代皇帝に即位することを宣言し、スザクをナイトオブゼロに任命する。

シュナイゼル&黒の騎士団との激戦に勝利したルルーシュは、世界を統べる独裁者となった。

2ヶ月後、日本で行われたルルーシュのパレードに「ゼロ」が現れる。ゼロはルルーシュを刺殺する。しかし、これはルルーシュの計画だった。

世界の憎しみを自身に全て集め、ゼロに成り代わったスザクに殺されるという「ゼロレクイエム」。独裁者の死は、多くの民衆を歓喜させた。

ルルーシュは自分の命と引き換えに、世界に平和をもたらしたのだった。

ランスロットと紅蓮の進化

まずR2の特徴としては、KMFが格段に進化している点。

地上戦がほとんどだった1期と比べて、2期は主戦場を空へと変えてます。技術が発展し、両軍とも量産機でも空を飛べるように。

そして何より、ランスロットと紅蓮の2機。

最終的に、ランスロットは「ランスロット・アルビオン」となり、紅蓮は「紅蓮聖天八極式」にまで進化してます。

ランスロット・アルビオンは、第9世代KMFで「ギアスの呪い」をコントロールしたスザクが操縦することで、当代最強クラスのKMFに。

紅蓮聖天八極式は、セシルとロイドの魔改造によって、扱えるデヴァイサーがいないかもしれないほどの超高性能機に。出力60%でもラウンズ専用機クラスのポテンシャルを誇ります。

スペック上ではランスロット・アルビオンを凌駕するってやべぇ…。

カレンは紅蓮聖天八極式を乗りこなし、最終的にはスザクが駆るランスロット・アルビオンを大破させます。作品内最強のKMFと言えますね。

紅蓮聖天八極式。もうこの名前だけで鳥肌。「聖天八極式」って訳した咲世子さんグッジョブ!

右腕に関しては、「輻射推進型自在可動有線式右腕部」というなんともオサレな名前の武装に改良され、作中にもあったように輻射波動を遠近で自在に応用しての攻撃が可能となってます。

いやぁー、魔改造最高。

紅蓮聖天八極式の初陣とダモクレスでの決戦は、もう名シーン中の名シーンよね。

ルルーシュが辿り着いた場所

R2は、まさにルルーシュの反逆の集大成。

主人公でありながら最後まで悪役を演じきったルルーシュ。最終話のルルーシュが死ぬ場面は、今までのルルーシュの活躍や苦悩がバーって蘇ってきて本当に感動しました…。

ルルーシュがやったことは決して褒められることではないし、やっぱり「悪」なんだけど、どうしても憎めない。それは多分、ルルーシュも平和な世界を望んでいたから。

母の死の真相を明らかにし、ナナリーが願う「優しい世界」を作るために起こした反逆だった。でも最終的には、ルルーシュ自身が平和な世界を望んでいたんだと思う。

ユーフェミアやシャーリーのことを思うとめっちゃ複雑なんだけど、どうしても憎めない。

ルルーシュが辿り着いた場所は、自身も含めた数多の屍の上にある平和。いかにそれが尊く儚く難しいものであるか…。

ナナリーは兄のルルーシュがいればそれで良かったのに。ナナリーの立場になって考えると、ほんとにつらい。

それでも世界を壊し世界を創ったルルーシュは、伝説の悪役にして伝説の主人公だと思います。ほんとにありがとう…。

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おわりに

「コードギアス 反逆のルルーシュ」について、評価や魅力、感想を語りました。

キャラ1人ひとりにスポットライト当てて語り出したらとんでもない文字数になっちゃうんでこれくらいで自重します。ハイ。

さて、アニメ本編は全50話で区切りを迎えるわけですが…。

2019年2月に劇場版3部作の続編であり完結編である「復活のルルーシュ」が公開!!!

長らく「ルルーシュは本当に死んだのか?」「その後の世界はどうなったのか?」などなど、色々と考察されてきました。その答えがようやく出ましたね。

ルルーシュの物語は復活のルルーシュで幕を閉じますが、「コードギアス」はシリーズ化されると予想されています(亡国のアキトはその試金石だったかも?)。

今後の展開がますます楽しみです…!

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