2004年に放送された百合アニメ「神無月の巫女」は、まぁとにかくKOTOKOさんが歌うOP曲とED曲が素晴らしいんですよね。
アニソンメドレーにもよくラインナップされてるので曲だけは知ってるって人も多いかも。
アニメの内容は、百合・ロボット・セカイ系・巫女・伝奇・を1つの鍋に入れてかき混ぜたような作品となってます。
そんな神無月の巫女について、見所や感想、評価を語っていきます。
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アニメ「神無月の巫女」の評価
神無月の巫女は、百合好きかどうかでかなり評価が分かれると思います。ボクは特に百合好きではないので、低めの評価です。
百合以外の部分では、世界観&設定部分で見所はありますが、ストーリー面・キャラの魅力・全体的な作品の質が微妙なので、心に残る作品かと言われると頷けない…。
ただ、百合好きの人からすると、2人の純愛を描いた描写や、かなり過激な百合シーン、2人の純愛を引き裂くような試練となる展開など楽しめる部分はいくつかあります。なので、百合好きな人には楽しめる作品だと思います。
百合好きじゃない人は、見続けるのシンドイかも…?
アニメ「神無月の巫女」の見所や魅力は?
ロボットや恋愛、巫女、セカイ系、百合など様々な要素が詰め込まれた「神無月の巫女」ですが、1番の魅力はやっぱり百合ですね。
というかむしろ、百合を楽しむためだけのアニメといっても過言ではない…。
太陽のような明るさのある姫子と、月のような静かな美しさを持つ千歌音。この2人の百合こそが神無月の巫女の見所です。
この2人の間に、大神ソウマというイケメンが割り込むことで、愛憎入り乱れる三角関係に…という点も1つ注目ポイントですね。
ロボットやらなんやらは百合のおまけです。なので、百合が好きな人にはおすすめできるアニメとなっております。
あともう1つは、やっぱりOP曲とED曲です!
KOTOKOさんが歌うOPの「Re-sublimity」、EDの「agony」。もうどちらも名曲ですね。この曲だけは神がかってると思います。飛ばせないOPとEDですね~。
【ネタバレ注意】「神無月の巫女」の感想
では、ここからはネタバレ有りで感想を語っていきますね。
百合好きかそうでないかでかなり評価が分かれるかも?
この作品は、姫子と千歌音の百合を楽しむためだけの作品です。ロボットアニメと言いつつ、ロボットの戦闘シーンは正直微妙でした。むしろ不要なくらい。
世界観や設定に関しても、姫子と千歌音の百合純愛の単なる舞台装置でしかない感じなので、やっぱり百合好きかどうかでかなり評価が分かれると思います。
そしてボクは全く百合に興味がないので、正直終始楽しめなかったです。8話くらいから千歌音が闇堕ちし始めたあたりはちょっと好きでしたけど…。
というかその前に、キャラクターにあまり魅力を感じなかったのが残念です。登場したキャラ誰1人にも特に魅力を感じなかった。
1クールで盛り上がりに欠けるストーリーも、特に絶望感や危機感を感じなかった「ヤマタノオロチ」やオロチ衆の面々もマイナスで、百合に興味がないとなると、なかなか高評価を付けるのは難しいですね。
もうちょっと付け加えると、2004年のアニメとはいえ作画も結構怪しくて。「大丈夫か作画…」って心配になりました。
巫女の運命や輪廻転生という設定に関しては見所があった
神無月の巫女で1番のカギとなったのが「巫女の運命」ですね。
オロチによって破壊された世界を再生するために、その生贄として2人の巫女の片方は犠牲にならなければならない。
その残酷な運命から姫子を守るために、千歌音は自分を犠牲にした。そして、来世では無事に再会を果たした。この点に関しては、残酷さと2人の純愛が凄くマッチしていました。
来世で再会…という結末に関しては、賛否が分かれるかもしれませんが、ボク的には良かったと思います。素直にまた会えて良かった…って思いました。
巫女の運命は見所があっただけに、世界の敵であるヤマタノオロチとオロチ衆がアレっていうのがやっぱり残念ですね。
巫女の運命やヤマタノオロチあたりの設定をもう少し細かく掘り下げて描写していたら、百合アニメだけじゃない面白さも出たのに…とどうしても感じちゃいますね。
マジでOPとEDは神
百合好きでもないボクにとって数少ない楽しみはOPとEDでした。
KOTOKOさんのOP「Re-sublimity」、ED「agony」がね、ほんとに良い曲。いやぁ~好き。曲の良さは名だたるアニメでも群を抜いてると思います。
KOTOKOさん自体神曲アニソンシンガーですけど、その中でも個人的に上位に入りますね。
もうストーリーうんぬんより曲が楽しめただけでももう十分です。
アニメ「神無月の巫女」総評・感想まとめ
最後に改めて「神無月の巫女」の評価をまとめると、以下になります。
世界観や設定に光る部分はありましたけど、正直百合にはあまり興味がないので全体的にかなり低めの評価です。
今回は良い感想より悪い感想が目立ってしまったので、神無月の巫女が好きな人にはごめんなさい。
1クールという短さも原因の1つかもしれませんが、あまり見ていて感情が動くポイントがなかったなぁ…と。OPとED曲は良かったんですけどね。
ロボット出す意味あったのか…ヤマタノオロチ弱いなぁ…姫子いっつもうじうじしてるなぁ…オロチ衆必要ないだろ…とか思ったのは内緒…。
というわけで「神無月の巫女」に関してはこのあたりで!