「月がきれい」感想と評価!青春不足の大人は心がエグられる名アニメ!

中学3年生の男女の恋愛を描いた純愛アニメ「月がきれい」。

リアルタイムで放送中は、多くの人を悶絶させ、見た人の「青春」を否応なく刺激する恋テロアニメとして話題になりました。

放送から少し時間が経った今でも、隠れた名作として高い評価を受けていますね!

これから見ようと思っている人、すでに1回見て感動を共有したい人、ネタバレを知りたい人、色々な人がいると思います。

今回はそんな方に向けて、「月がきれい」の全話感想と評価をまとめました。

ぜひ一緒に「月がきれい」を見て感じた気持ちを共有できればと思います!

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アニメ「月がきれい」の評価

アニメ「月がきれい」評価

月がきれいの評価としては全体的に高評価。特に1つの作品としての質はかなり高いと思ってます。

親近感を感じるキャラデザ、比較的安定感のある作画、リアリティのある舞台背景、幼さと純粋さと成長を絶妙に表現していた声優さん方の演技、繊細な心理描写などなど、細部までクオリティが高くて驚きました。

また、王道のラブストーリーを描きながらも、「中学生」というまだ親の存在が大きい時期という障害も、物語に良い影響を与えてます。

全体的に、恋愛・純愛・青春系のアニメが好きな人にはめちゃくちゃハマるアニメだと思います。おすすめですね。

「月がきれい」の注目ポイント3つ

まだ見てない・これから見るよって人のために、「月がきれい」を見る上でぜひ注目して欲しいポイントを3つご紹介します。

ここを押さえておくと、凄く楽しめると思います。

注目ポイント①:小太郎&茜の心情描写と成長

主人公の小太郎とヒロインの茜。この2人の関係が主軸の物語なので当然っちゃ当然なんですが、この作品は2人の心情を細かく描写することを凄く重視しています。視線や手の動き、ちょっとした行動とか、そういう細かいレベルで心情を表現しているんですね。

その心情描写を意識して「こういう感情なのかな?」と想像しながら見ると、2人により感情移入できて楽しめます。

共感できるポイントもいっぱいあって、「あぁわかるわかる!」って感じること間違いなし!

話が進むにつれて、2人は内面的に成長していきます。前はあれをするだけでも苦労していたのに、今はこんなことまでできるようになったんだぁ、と感じるポイントがいくつかあるのも注目ですよ!

注目ポイント②:こだわり抜かれた細部

この作品はとにかく全体的に質が高いです。

先ほどご紹介した心情描写以外にも、舞台となった埼玉県川越市の再現度、中学生らしい言動、会話のテンポ、独特なセリフと間、声優さんの演技…などなど。

まさに「神は細部に宿る」を実感できるような、細かい作り込みを随所に感じます。その細部が作品全体の質を高め、独特の世界観を作り出していますね。

注目ポイント③:ED背景の2人のLINE

「月がきれい」のEDでは、ある2人のLINEのトークが背景で流れます。

このLINEが最終回になると大きな役割を果たします。たぶん誰と誰のLINEかは見ているとすぐ分かると思いますが、最終回での感動ポイントなので、ぜひ注目ですね。

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【ネタバレあり】月がきれい全話感想

こうした注目ポイントを踏まえた上で、ここからはガッツリネタバレありで全話の感想まとめていきますね!

これからアニメを見るよって人、もう1回見たいって人は、「月がきれい」をお得に高画質で見る方法を利用して全話を楽しんでもらえればと思います。

第1話「春と修羅」の感想


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「ゆっくり丁寧に」を感じた第1話

この第1話の中に「月がきれい」の世界観がギュッと詰め込まれていたと思います。

劇的な展開があるわけでもなく、学園のマドンナが登場するわけでもなく、主人公に特別な能力があるわけでもありません。

ごくごく普通です。普通の世界なんです。

でもこの世界観だからこそ、電灯の紐とのボクシングや背中パンパン、背伸びアイスコーヒー、家族同士の挨拶、連続スクショ嫌がらせ、女生徒やアイドル雑誌にやたら関心を示す、といった細かい描写を楽しむことができます。

ほとんどの人が中学生という時期を経て今がありますから、こうした細かい描写に共感する人も多いと思います。

このムズムズ感、悶絶感がこれでもかと発揮されていた回にして、これからの小太郎と茜の関係がどうやって進むのかも凄く期待させる回でした。

第2話「一握りの砂」の感想

展開も描写もたまらなかった第2話

恋は少年を成長させる。恋のエネルギーを原動力に頑張る姿は、やっぱり青春ですね。

小太郎と茜の相関図に加わった比良。そして、これから加わりそうな千夏。四角関係を連想させる回でした。

小太郎と茜の関係も少しずつ丁寧にステップアップしていますね。他のアニメと比べると、石橋を叩いて渡るくらいのペースでしょう。でもだからこそ良い!

このゆっくり丁寧に進む感じだからこそ悶絶します。

1話でLINEを交換し、2話でLINEでやり取りをし始めるところまで関係が進みました。最高ですね。

また、この回でも描写の細かさが際立ちました。

体育祭の戦犯となった茜を冷やかす男子に対して、茜の周りの女子は「ちょっと男子~茜っちはがんばったんだから~」とかばってくれます。ところが次の場面では、女子トイレでその女子たちが「てかウケる~wwwバwトwンw落wとwすwみたいなww」と笑っているのを茜が聞いちゃうんですね。

この辺りは良くも悪くも現実的だなと思いました。

クラスの明るい系女子が体育祭とかで応援団的なことをするのも確かにありがちですよね。

他にも会話のテンポとか他のアニメにはない感じで、よく作り込まれているなぁと改めて感じました。

第3話「月に吠える」感想

急展開を見せた第3話

LINEで仲良くなり始めたと思ったら、3話の終わりに一気に告白まで進みました。

もうLINEだけでも好きメーターが振り切れちゃったんでしょうね!

でもわざわざ神社まで来てくれたってことを考えると、小太郎としては「意志」を発揮するチャンスと捉えたのだと思います。

これは4話が気になる展開…。

そして相変わらず描写・演出が細かい。陸上部の練習や応援の描写、丁寧な神社のお参りと挿入歌、マック的なところでの会話、そして最後の演出…。

茜の陸上大会の結果を、あえて小太郎が知るのと同タイミングにしたのも憎い演出でしたよね。見ている方ももどかしさを楽しめました。

こういった細かい工夫がされていると、2度、3度と見ても楽しめますよね。

青春が溢れ出た小太郎の「つき、あって…」に対して、4話ではどう茜が返信したのでしょうか…!

第4話「通り雨」の感想

小太郎の告白に応えた茜の心情

3話で告白、修学旅行を経て付き合うこととなった4話でした。

小太郎は修学旅行中、思うようにいかないながらも頑張って行動しました。太宰の一節を引用することや電灯の紐とボクシングすることもなく、ひたすら茜のことを考えていました。

茜はというと、小太郎のことが気になりつつもどうすればいいのか分からない、という感じだったと思います。

茜の心情に動きがあったのは、お土産屋さんで仲良さそうに話す小太郎と千夏を見た時。嫉妬、まではいかないにしても心がザワついたのは確かでしょう。

茜は迷った末に、小太郎がLINEで指定した待ち合わせ場所に向かうわけですが、当の本人はいない。待ちに待ってやっと連絡があったと思ったら、また千夏です。千夏のスマホから電話してきた小太郎に少し怒ります。

合流後も少し不機嫌なのですが、この不機嫌の割合はどちらかというと千夏と仲良さそうにしていることに対しての方が大きいと思います。

茜自身も自覚していないようですが、千夏と仲良く話す小太郎を見て、「私は緊張してあんまり話せないのに…、私もあんな風に仲良く話したい」と感じたのではないでしょうか。

茜としては普段学校でろまんや大地たちと楽しそうにしている小太郎の姿も見ているわけで、緊張してなかなか話せない小太郎ではなく、いつもの「そのままの小太郎」も知っているんです。

「もっと、しゃべりたい、安曇君と」と告白の返事をしましたが、未だに付き合うということに対して答えが出たわけではありません。

ただ、「小太郎ともっと仲良くなりたい」という気持ちに茜が気づいた重要な回だったと思います。なんて繊細でピュアなんだって感じですよね。最高ですよ…。

愛とか好きとか恋とかよく分からないながらも、掴みづらいその気持ちを確かに感じていて、、、たまらん。。。

第5話「こころ」の感想

進展と波乱があった第5話

つきあうって、なに?という状態から、手探りながらもしっかり関係を進展させることができた2人。

古書店のシーンでは、小太郎の成長はもちろん、茜も小太郎への気持ちが完全に「好き」へと昇格したことが分かりましたね。

しかし、この2人の間に知ってか知らずか入ってきた千夏。これから入り込みそうな比良。波乱の予感を匂わせた最後となりました。ますます今後の展開から目が離せませんね…。

また、今回は小太郎の得意技である「電灯の紐とボクシング」&「太宰は言った…」が炸裂しました。むしろ今までよりパワーアップしていたような…w

第6話「走れメロス」の感想

「壁」がやってきた第6話

茜には千夏の件と陸上大会での失敗、小太郎は小説の件。それぞれ「壁」にぶち当たった回でした。

きっと2人とも悔しさを感じたと思いますが、最終的には「もっとやる」と言ってそれぞれ好きなことをもっと頑張ろうと前向きに進み始めました。

瞳を閉じればあなたがまぶたの裏にいることでどれほど強くなれたでしょう

引用:レミオロメン・「3月9日」より

という歌詞がうまくハマっていますよね。

恋愛だけじゃなくて、2人ともそれぞれ熱中できるものがある。そこもこの2人を応援できる1つの理由なのかもしれません。

第7話「惜しみなく愛は奪う」の感想

それでもアプローチした千夏

今回のピークは、やっぱりラストのキスシーンですね!

花火をバック、2人のシルエットが重なる感じはベタですが大好物です。まぁ邪魔されちゃうんですけどね。そこがまたらしいというか。

2人の関係はこの遊園地でガガガっと進展し、もはや完全に恋人同士となりました。おめでとう!

ただその裏では、涙を流し、心で泣く者も…。

前回のラストで千夏は、小太郎へ告白することを示唆しました。

今回の遊園地は当初、茜・小太郎・千夏・比良の4人で行こうと計画していましたから、どこかのタイミングで告白しようと思っていたのでしょう。というより、「この遊園地にワンチャンス賭けてみよう」という思いがあったんでしょうね。

実際、遊園地では積極的に小太郎にアプローチします。親友から直接付き合っていることを聞いても、それでも好きだからワンチャンスに賭けたんですね。

ところが、小太郎のあの茜奪還劇を見てしまい、小太郎が茜を好きなこと、2人が本当に付き合っているんだということを痛感してしまいます。

千夏の行動は、結果的に2人を後押しするきっかけになってしまいました。

今後の千夏の動向も、1つ気になるポイントですね。

第8話「ヰタ・セクスアリス」の感想

自他ともに認めるカップルになった8話

今回は茜を中心とした回だったと思います。

なんとなく好きという状態から、夏祭りデートを経て、小太郎のここが好きと具体的に言えるようになるまでを描いていました。

「ずっと一緒にいられますように」という願いまで全く一緒になった2人は、もはや理想的なカップルと言えますね!

とはいえ彼らは中学3年生です。進路・親・環境といった外的な要因に左右されやすい時期。現実的な面での障害がやって来るでしょう。

あの願いはお互いの絆を象徴しているとともに、そうした現実的な壁への一抹の不安を抱かせるものでした。果たして2人の関係はどうなっていくのでしょうか。

第9話「風立ちぬ」の感想

現実的な問題に直面した第9話

進路と茜の引っ越し。否応なしに押し寄せる問題に2人はどんな選択をするのか?ここが次回のキーポイントですね。

茜が引っ越すとなると、物理的に距離ができてしまいます。しかも小太郎は純文学かラノベか悩みつつ、どの高校に行くべきか?という進路も迫られています。

小太郎にとって大きな試練です。小太郎は成績が茜より悪いわけですしね。

一方陸上大会の場面では、作品内では描かれていない茜の陸上部としての3年間を強調していたように思います。茜にとっての青春は恋愛だけじゃありません。陸上に打ち込んだ3年間も青春だったんです。それが少ないながらも描写されていて、グッと来るものがありました。

青春の1ページをめくり、次は進路です。

ちなみに、茜の自己ベストである「13.70」を見てピンと来た人もいたかと思いますが、OPで登場する小太郎の小説のタイトルも「13.70」でした。

第10話「斜陽」の感想

仲違いを乗り越え、進路が決まった第10話

何かとイベントが多かった10話。

ちゃんと比良の気持ちに区切りを付けさせてあげるシナリオは神ですし、それがきっかけの仲違いが「小太郎の茜への本気」によって解消してより絆が深まる、というの流れも神でした。

キーアイテムの使い方、茜の表情の変化を切り取った構図、挿入歌を流すタイミングと音量のバランス…。まさに「神は細部に宿る」を感じましたね。

小太郎が「茜のことだけを考えて光明高校を志望校にした」というならちょっと心配になるところですが、将来のこと・小説のこと・茜とのことを本気で考えた上で光明高校へと進む決断をしたのはグッジョブでした。

初めての仲違いを乗り越え、進路も決まり、いよいよ卒業が近づいてきました。果たして2人はどんな未来を迎えるのでしょうか…。

第11話「学問のすすめ」の感想

親子愛を描いた第11話

結果的に小太郎は、両親から認められて光明高校を受験することができました。

今回の話の良さって、明確な理由を付けて両親を説得したり、成績を上げて認めさせたりせず、本気だからという態度を示すことで両親の信頼を得た点じゃないですかね。

たぶん、光明高校へ行く明確な理由をちゃんと伝えて成績的にも問題なければ、両親は何も言わないし対立することもなかったと思います。

でも中学生の小太郎は両親を前にしてうまく言葉にできず、成績も足りない。理想とは違って、実際は思い通りにならないわけです。

それでも光明高校に行きたい。だから今小太郎にできるのは本気で勉強に取り組むこと。その一心が両親を、特に母を決断させたのでしょう。

母と子の間を繋いだのは父ですが、認めたことを母は子に言わず、認められたことを知った子も母に直接言うことはないわけですよ。お弁当を受け取った時にチョロっとありがとうって言うくらいで。

このあたりの描写がね、「月がきれい」らしい繊細で愛のある演出なんですよね。複雑な親子愛を凄く巧みに描いていて感動しました。

さて、いよいよ次回で「月がきれい」はクライマックスを迎えます。小太郎と茜の純愛はどんな結末を迎えるのでしょうか!

第12話(最終回)「それから」の感想

ベタベタのベタだからこそ感動

「大好きだぁぁぁぁぁぁ!」

そう、泣きながら愛を叫びぶシーンが象徴的だった最終回。

「初めての恋だから、まだ何も知らなかった。すごい緊張して、手の繋ぎ方、キスの仕方…。友達にも秘密で、恥ずかしくて…」

「いつもいつもどうしていいか分からなくて…。だけどあの時、勇気を出して伝えてくれたから…。ずっと一緒に歩いていけるって信じられた」

「好きな人が自分を好きになってくれるなんて」

「奇跡だと思った」

最後の最後のカットでは、川越祭りで両家の家族に囲まれる小太郎と茜の姿が描かれていました。。

茜は2人の赤ちゃんを抱いていて、2人の薬指には結婚指輪が、3人の小指には赤い水引で編み上げられた川越氷川神社の「結い紐」がアップで映されます。ちなみに「結い紐」には「運命の赤い糸」という意味が込められています。

中学3年生から始まった縁が大人になっても続き、結婚にまで至り、赤ちゃんも授かりました。

きっと作品内で描かれた以上にそれからの2人には困難があったことでしょう。でも、それでも揺るがずに結ばれた2人。初恋が運命の愛になる。究極の純愛でした。

もうここまでくるとファンタジーですよね。ベタベタのベタです。でもだからこそめちゃくちゃ好きです。最高の結末でした…。

「月がきれい」の総評・感想まとめ

改めて「月がきれい」の評価をまとめると、以下になります。

アニメ「月がきれい」評価

簡単に言ってしまうと、神アニメですね。

いわゆる恋愛系アニメというと、ギャルゲ系・ラノベ系・コメディ系といったものが多いと思います。もしくは少女漫画系とか。

それに対して「月がきれい」は、ど真ん中直球の王道純愛ものです。

剣も魔法も出てこない、超能力者もいない、学園のマドンナもいない。敵との戦いがあるわけでも、悲劇が起こるわけでもありません。時空を超えて男女が繋がったり、彗星の落下から好きな人を守るために奮闘したりもしません。

描いているのは、埼玉県川越市に住む中学3年生の男女の恋模様だけです。

最初から最後まで地味で特別なことはほとんど起こりません。

でも、だからこそ物凄く面白いんです。

小太郎と茜が出会い、少しずつお互いを意識し合い、告白して付き合う。付き合い始めてからも手探りで、トラブルがありつつもそれを乗り越える度に絆が深まっていく。2人の間に大きな試練があっても、2人の愛は揺るがず、ハッピーエンドを迎える。

凄く王道なんですけど、2人の感情の描写や周囲の人の動き、キーアイテムの使い方、演出など、凄く作り込まれているので全く飽きることがありません。

細かい心情の機微、感情の変化を楽しめて、見ているこっちも感情が上下に激しく動かされます。

また、作画・ストーリー・音楽・演出等の基礎がしっかり築かれているので、違和感なく物語に没入できるのも◎。全体的にクオリティが高いので純粋に作品を楽しむことができます。

「月がきれい」はどんな人にオススメ?

この作品は、老若男女楽しめる作品になっていると思いますが、特に社会人に見てもらいたいアニメですね。

「君の名は」とかを見て感動した人であれば、きっと「月がきれい」でも感動できると思います。

小太郎と茜が、手探りながら少しずつ関係を進めていくシナリオは、大人にはない純粋さや優しさがギュッと凝縮されています。日頃の生活、仕事で疲れた心を、その純真さで解きほぐしてくれるような優しい作品です。

普段の生活ではあまり感じることができない、純粋で素直な愛、癒やし、感動。そんな感情に浸りたい人にオススメですよ!

個人的「月がきれい」の名シーン3選

月がきれい・感想・ネタバレ・評価

名シーン①:第3話の告白シーン

陸上大会の結果を直接報告するため、茜がお囃子の稽古場である神社にやってくる場面。神社の裏手で、ぎこちないながらも大会の話がきっかけで少し打ち解け始めるんですね。

「『I love you』を月がきれいですねと訳したのは、太宰 治だっけ、夏目 漱石だっけ… 」。

そう心の中で引用し、小太郎は茜に告白します。

「つき、あって」。

恋心がピークに達した小太郎の、不器用ながらも一生懸命な告白には心が動かされました…。

名シーン②:第10話のキスシーン

千葉に引っ越すことになった茜と同じ高校を目指すことにした小太郎が、「親には反対されるけど説得する」「本気だから」と茜に伝える場面。

本気で同じ高校に通おうとしてくれる小太郎に感動した茜は、感極まって小太郎の胸に飛び込むんですね。

ここでELTの「fragile」が流れ始めてもうヤバイ…。

顔を上げた茜が、少し恥じらいながらも勢いよく小太郎にキスするんです。

ここ、超絶叫ポイントでした!

名シーン③:第12話(最終回)のBパート~ED

最終回のBパート~EDまではもう全部名シーンですね。

茜の電車を追いかけ、茜が乗る電車に向かって愛を叫ぶシーンは、ベタだと分かっていながらも、感動して心と涙腺が崩壊でした…。

小太郎の愛の叫びは、電車に乗る茜に届かないわけですが、小説を通して想いだけはちゃんと届くんです。ほんとにニクい演出ですよね…。

EDでは小太郎と茜の「その後」が流れ、ハッピーエンドを迎えたことまで描いてくれています。

こんなに気持ちが良いエンディングは久々です。ありがとうございました。

おわりに

全話感想と評価について、書かせて頂きました。

ちょっと熱量が溢れすぎて長くなりすぎてしまいました、すみません。これでも削ったんです…。

まぁそれだけ「月がきれい」には凄く魅力がいっぱいあるってことですね!

この作品は、本当に細かいところまで作り込まれているので、2回、3回と見ても楽しめると思います。放送から少し時間が経っていますが、聖地巡礼などをしてみるのも面白いですよね。

というわけで月がきれいはここまで!

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