ボク的に異世界ラブコメの始祖にして頂点だと思ってる「ゼロの使い魔」。
初見は10年ほど前で、その破壊力のあまり原作をイッキ買いしてしまったほど。4期の完結編が放送された時はめちゃくちゃ喜んだ…。まぁ色々思い出深いアニメです。
そして、ゼロの使い魔といえばやっぱりルイズ!
いわゆる「釘宮病三大感染源」の1つ「L型」として話題になったキャラであり、最強のツンデレキャラの1人。
もうルイズはキャラクターとして個性と魅力が強すぎて、一度あの存在を知ってしまったら忘れられないんじゃないかな…。
ってなわけで「ゼロの使い魔」は大好きな作品の1つです。今回は、アニメ版のゼロの使い魔の評価や感想を語っちゃいます!
記事の前半はこれから見る人向け、記事の後半は見終わって感想を共有したい人向けとなっとります!
<この記事は約7分で読める!>
アニメ「ゼロの使い魔」1期~4期の評価
総合評価
ボク個人の評価なんで恐縮ですが、総合的には↑のような感じ。
シリーズ全体を通した評価としては、特にキャラの魅力がポイント。キャラの魅力に関してはズバ抜けてると思います。
各シリーズごとの評価についても、簡単に↓にまとめました。
「ゼロの使い魔(1期)」の評価
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ストーリー | [star rate=”3″ number=”3″] |
キャラクター | [star rate=”4″ number=”4″] |
世界観&設定 | [star rate=”3″ number=”3″] |
作品の質 | [star rate=”3″ number=”3″] |
「ゼロの使い魔〜双月の騎士〜(2期)」の評価
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ストーリー | [star rate=”4″ number=”4″] |
キャラクター | [star rate=”5″ number=”5″] |
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「ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜(3期)」の評価
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世界観&設定 | [star rate=”3″ number=”3″] |
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「ゼロの使い魔F(4期)」の評価
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キャラクター | [star rate=”4″ number=”4″] |
世界観&設定 | [star rate=”3″ number=”3″] |
作品の質 | [star rate=”3″ number=”3″] |
ボク的には特に「2期」の最終回がおすすめ!
ゼロの使い魔各期の見る順番や特徴については別記事にて。
アニメ「ゼロの使い魔」の2つの魅力!
「ゼロの使い魔 Memorial Complete Blu-ray BOX」の描き下ろしイラスト2種を公開!キャラクター原案・兎塚エイジと、キャラクターデザイン・藤井昌宏の描き下ろしイラストを2つのパノラマ4面デジパックに使用した豪華BD8枚組です。3月28日(水)発売!! https://t.co/TZTxgbXUti #zerotuka pic.twitter.com/8aaLLQGzYn
— TVアニメ ゼロの使い魔 公式サイト (@zerotsukaimacom) January 26, 2018
異世界の美少女たちとのイチャラブ
異世界に使い魔としては召還された少年が、ご主人様の美少女に散々な扱いを受けながらも、ドタバタな異世界ライフの中で、徐々に交流を深めていく。
王道でシンプルな世界観の中、最強ツンデレヒロイン・ルイズ、大きなお乳の清楚系メイド・シエスタ、高貴で色気のある姫・アンリエッタ、爆爆爆乳の金髪エルフ・ティファニア、クールで頼もしいメガネっ子・タバサ。彼女達とのラブコメ生活は最高。
特に、メインヒロインのルイズに関しては、ハマる人は中毒になるほどハマっちゃう魅力を秘めたキャラです。数え切れないほどの作品数に触れてきましたけど、その中でも未だに印象に残ってるキャラですね、ルイズは。
他のヒロインたちも魅力的なんで、キャラクター重視の人やラブコメが好きな人は特に満足できるはず!
ルイズを守るために奮闘する才人
主人公の才人は、お調子者で抜けてるところもあるけど、勇気があって行動力のある人物です。大切な人を守るために行動し、恐怖を感じながらも立ち向かうことのできる主人公です。
普段は他の女の子に鼻の下を伸ばしたりぼけーっとしてたり能天気な感じだけど、いざという時には男気を見せてくれるカッコ良さを持ってます。
特に2期の最終回は才人が活躍する神回なのでおすすめ…!
そんな才人とルイズのラブストーリーは一見の価値ありですよ!
見終わった人限定!アニメ「ゼロの使い魔」の感想
ではでは、こっからはがっつりネタバレして感想を語っていきます。見終わって人限定なので注意です。
1期の感想
才人とルイズの始まり
トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無いことから、「ゼロのルイズ」と同級生から笑われているルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
そんなルイズに使い魔として召還された平凡な高校生の平賀才人。
異世界ハルケギニアに召還された才人は、ルイズの使い魔としてまぁ散々な扱いを受けることになるわけで…。
ギーシュとの決闘、土くれのフーケの事件、惚れ薬の騒動、ワルドの裏切り、そしてアルビオンとの戦争。最後は世界を左右するような事態に巻き込まれながらも、虚無の力に覚醒したルイズと武器を自在に操るガンダールヴの才人は、力を合わせてトリステインを救う。
1期だけでもかなり色んなことが起こってますけど、やっぱりゼロ使の醍醐味はラブです。
異世界の魔法学院を舞台に、美少女に召還され、契約するためにキスをする。使い魔として美少女と一緒に暮らし始める。主人公には伝説の力が宿り、襲いかかる敵を撃退し、徐々に特別な存在になっていく。
けっこう王道な筋書きと世界観ですけど、ルイズという圧倒的な個性を持つツンデレヒロインとのちょっと歪んだラブストーリーがゼロ使を唯一無二にしています。
笑顔1つ見せず傲慢さを感じさせた当初のルイズ。でもそんなルイズにも優しいところはあって、才人がギーシュと決闘して怪我をした時はきちんと面倒を見てくれました。で、モット伯の件でも才人を庇ってくれました。
そして、フーケを捉えた後のパーティーでは、ついにちょっぴりデレが!!!
ドレスを着てダンスを踊りながら才人に微笑むルイズは、まさにヒロイン。ここらへんからが徐々にツンデレ能力が開花し始めます。
乗馬用の鞭で「犬!」と叫びながら叩きまくり、主人公の股間を問答無用で蹴り上げるようなヒロイン。これ一部の属性の人にはとんでもないくらい中毒性ありそう…。あの声で、あのキャラで、鞭であんなことされるのって一部の人には逆にご褒美なのでは?※ボクは違います。
ルイズ役に釘宮さん選んだの誰?ハマり過ぎだろって思うほどハマり役ですよね。もう伝説っすよ。ツンデレ属性とかドM属性とか無くても破壊力ヤバい。1期の放送からもう10年以上経ってますけど、未だに色褪せませんね。
で、そんなルイズを懲りもせずに怒らせる才人もなかなか。主人公のサイトはお調子者で抜けてるところもあるけど、勇気があって行動できる人物なんですよね!こういう芯がある主人公大好き。
これ未だに不思議なんですけど、黒髪パーカージーンズ姿の少年と、桃髪マントスカートの少女って、ふつー絵的に合わないと思うんですよ。生まれた世界も違いますし…。
でも何故か才人とルイズが2人でいると妙にしっくりくる感じがあるんです。なぜだろう。素直にお似合いだなと思っちゃってます。この感じも他の作品にはない感覚ですね~!
ゼロ使は、1期以降も伝説の使い魔やら虚無の魔法やら色々話は進んでいくんですけど、やっぱりラブが見所。状況が動いていく中で少しずつ近づいていく2人の関係性が最大の楽しみっすね。
[ad]2期の感想
神回を生んだ2期
2期はラブやお色気がパワーアップしつつも、シリアス路線が強調されてましたね。
ウェールズとアンリエッタ、アニエスの過去とコルベールの死、アルビオンとの戦争が主軸となったストーリーでした。
まず2期で感想を語るなら、やっぱり最終回の「さよならの結婚式」でしょう!ここはボク的にゼロ使全シリーズの中で1番の神回だと思ってます。
才人の覚悟とルイズへの想いの深さ、大好きな人を守るために命を懸けて戦う才人の勇姿には、ほんとに感動しました。何度見ても鳥肌モノ…。
で、アルビオンの7万の兵に才人が突っ込む時、バックでOPが流れるんですよね。ここもほんとに最高の演出!OP曲のI SAY YESがシリーズイチ好きな曲ってこともあって、余計に鳥肌…。
最終回で登場したマジックフラワーのエクレール・ダムールの花。これって実は原作に登場しないアニメオリジナルの要素なんです。
これ取り入れた人は天才ですね。二輪で一対のこの花の演出が、より感動を高めてくれました。そして、才人が帰ってきたときにはお互いの花が青とピンクに輝いて…。才人とルイズの想いに連動するように光ってるように見えました…。うん…良かった…ほんとに…。
生まれた場所も生きてきた世界も、文字通り別世界だった才人とルイズ。容姿も性格も価値観も違ってすれ違ってばっかりの2人。そんな2人があんなにお互いを想い合えるってほんとに素敵ですよね。
アニメだから、ファンタジーだから、って言えばそれまでなんですけど、でもそんな関係性ってめちゃくちゃ幸せですよね。
ルイズのツンデレがパワーアップ
さてそんな感動やシリアスさも多分に含まれた2期ですが、2期からはさらにルイズのツンデレが加速します。
もう1話の冒頭からアレですからね。才人が浮気しないように「メドゥーサの眼鏡」とかいうマジックアイテムを付けさせる時点でだいぶアレ。付けた人が付けさせた人以外の人間をいやらしい目で見ると装飾の宝石が点滅する仕組みとなっております。
これを才人が付けた時のルイズの表情がだいぶイっちゃってる。うん。覚えてる人いたら分かってくれると思う。
そして、虚無の魔法を使えるようになったおかげで、お折檻の爆発の威力までパワーアップ。しかも6話では、才人にプロレス技までお見舞いするツンっぷり。
デレの方もかなりパワーアップしていて、同じベッドで寝るようになったのはかなりの進歩。極め付きのデレは、やっぱりヴァリエール家の小舟の上での場面。才人の告白に対して、ご褒美を与えるという名目で「自分の好きなところを1箇所だけ触らせてあげる」というデレ!
なにそれ才人にべた惚れじゃんか…。
ルイズが持つ最大の武器は虚無でもなんでもなくツンデレっすね~。
2期はルイズのツンデレ部分の他にも、貴族としてのプライド、姉に叱られる妹の面、姉に甘える妹の面、才人への一途さ、嫉妬深さ、優しさなどなど、色んな面が見れた良いシリーズでした。
才人に愛を向けるシエスタと、ヒロインに昇格?のアンリエッタ
強烈なツンデレっぷりを発揮するルイズに対して、シエスタは一時身を引こうとしていました。
でもラ・ヴァリエール家の1件以来、シエスタは才人を幸せにすると心に誓い、積極的にアプローチを開始。持ち前のお乳を活かした攻撃は、才人はもちろん視聴者にもダメージが入りました。シエスタがんばれ。
そして、一時的に才人が内密にアンリエッタを護衛することになった6話では、女王のアンリエッタと急接近!
ボクはアンリエッタ派なのでこれはマジでボーナス回でした。お色気満載で、お腹いっぱい。ただ、この時点ではヒロインに昇格したかどうかは微妙なところ。
2期では本格的にルイズ以外の女性陣も絡んできて、ハーレム展開が好きな人にもハマる内容になってたのもグッジョブでした。
[ad]3期の感想
加速するヒロインの想い
2期の最終話で7万の軍勢に突っ込んで奇跡的に生還した才人。ところが一度心臓が止まったせいでガンダールヴのルーンが消えてしまい…というところから物語がスタート。
3期では才人の命を救ったティファニアがヒロイン候補として加わったこともあり、結構色んなヒロインとの話が展開されます。
ティファニアの魔法学院でのお話、シエスタとの新婚さんごっこ、スレイプニィルの舞踏会でのアンリエッタ、タバサの救出物語。
その分、若干ルイズ成分は下がっているかな?と思います。3期は、ティファニア派・タバサ派の人向けといった印象ですね。
ボク的にはスレイプニィルの舞踏会はかなり良い回でした。アンリエッタとのちょっといけないラブですからね!
ただまぁルイズを傷つけることになったのは辛いところ…。アンリエッタ派は報われないっすね…。
もう1人の虚無の担い手とその使い魔
3期では、もう1人の虚無の担い手とその使い魔が本格的に登場。
彼らが何を企んでいるのか?、そしてそもそも虚無やその使い魔とは?こういったゼロ使の本筋に絡んでくる展開もありました。
ただ、1クールという短さなんで、ストーリー的には少し消化不良感が否めないかなと思います。
ルイズの変化
3期の中で結構注目ポイントなのが9話。サイト、ルイズ、ギーシュ、マリコルヌの4人でアンリエッタにガリア行きの許可を貰いに行ったシーン。
ここではルイズの大きな変化が強調されてました。
1期や2期でのルイズは、貴族の誇りや名誉、姫様への絶対の忠誠心を持ってました。それこそ命よりもそれが大事だと主張していました。
そんなルイズがアンリエッタに歯向かい、貴族の位を捨ててまで友達を救うことを選んだ。貴族やメイジである前にそれこそが人としての筋だから、と。
ツンツンデレデレで常軌を逸した性格の持ち主のルイズ。でも、こんな気高く高貴な心も持ってるルイズ。ここでルイズに惚れ直した男子諸君も多いのではないだろうか!!!
こんなルイズの変化も3期に魅力の1つでしたね!
[ad]4期の感想
待望の完結編
ボクは4期の放送当時、原作を全巻揃えてました。当時は確か19巻だったかな?3期までアニメを観て原作を買うパターンでゼロ使のファンになって、4期を待ち望んでいただけに、4期の決定は凄く嬉しかった覚えがあります。
4期の第1話を初めて見た時は、ルイズと才人の久々のやり取りに感動したなぁ…。
アニメ「ゼロの使い魔」の完結
4期は、無能王ジョゼフ&シェフィールドとの決戦、ド・オルニエールでのラブコメ、ティファニアとエルフの国で冒険、エンシェントドラゴンとの戦い、といった盛りだくさんの内容!
虚無やその使い魔が絡んだ本筋やゼロ使らしいラブコメが盛り込まれていて、最後はきちんと完結された良いシリーズだったと思います。
虚無の担い手に関する話の展開は原作とはかなり違ったものとなってます。ラストのエンシェントドラゴンもオリジナル要素です。
最後の5分はまさにアニメ版の集大成。
才人がルイズにプロポーズして結婚式を開き、ルイズと地球へ行って地球流のデートをして才人の実家へ向かうというエンディング…。
ルイズと才人の物語がハッピーエンドで終わって、本当に良かった。感無量です。これで終わりなんだなぁーと思うと寂しくもあり、でも無事に完結できたのはやっぱり良かったと思います。
アニメ放送からおよそ1年後、原作著者のヤマグチノボル先生は逝去されました。
原作を残り2巻残してという段階だったので、訃報を聞いた時はショックでした。1人のファンとして凄く残念だったのと同時に、これだけ素敵な作品を届けてくださって有難うございます、という気持ちもあって…。
だからこそ、4期でヤマグチノボル先生が直接シリーズ構成を手掛け、きちんと完結したことは凄く嬉しかったですね。
[ad]全シリーズの総評
ゼロの使い魔全シリーズの総評としては、やっぱりルイズ最高だよねって話ですよ。
いやね、ボクはアンリエッタ派なんですよ。でもね、まぁやっぱりこの作品のヒロインはルイズだよねって、ルイズでこそのゼロ使なんですよねー。
原作を全巻読んだ人からすると、ストーリーに関してはかなり省略されてるんでどうしても物足りなさを感じます。虚無の担い手・使い魔・始祖ブリミルあたりの設定がイマイチ活かしきれていないような印象でした。
いわゆるラスボスポジが「巨大なドラゴン」というのも消化不良。ゼロ使が持つファンタジー部分の魅力に関しては、やっぱり原作の方が圧倒的に面白い。どうしても1クールっていう縛りがキツイっすね…。
ただ、アニメ版のゼロ使の魅力であるラブはかなり充実した内容でした。
ルイズとの出会ってルイズを知った1期、才人とルイズが通じ合った2期、2人のすれ違いを乗り越えた3期、困難を乗り越えついに結ばれた4期。
それぞれのシリーズでの才人とルイズの関係性の変化がきちんと描写されていて凄く楽しめましたね!
ニヤニヤしてムズムズしてモヤモヤしてイライラしてハラハラするような2人だけど、凄くお似合いのカップルで。一途なラブストーリーに満足でした!
あと、たまにあるアンリエッタとのちょっと退廃的なシーンも◎。才人はルイズ一筋なんだけどアンリエッタの魅力に抗えない感じ。これまたグッジョブ。
でもやっぱりルイズ。ルイズ最高だよね。
[ad]おわりに
というわけで、ゼロの使い魔の評価や感想をがっつり語りました。
ゼロの使い魔を語る上でルイズの存在は欠かせない。だからルイズの話ばっかりになったような気もするけど、勘違いしないで欲しいのはボクはどちらかというとアンリエッタ派だということ。
ルイズのことばっかりな感想だったけど勘違いしないで欲しい。別にボクはルイズが好きだからこんなに語ったわけじゃない。メインヒロインだから仕方なくなんだ。
うん、やっぱルイズって最高だよね。